ダイエットには低糖質なウォッカがおすすめ!モスコミュールは高カロリーで太る?

 

 

「お酒は高カロリーで太るからダイエット中には控えた方がいい」とよく言われます。
事実、ウォッカも高カロリーで、そのカロリーは100mlあたり約230kcal。これはお酒の中でもトップクラスのカロリーの高さで、ビールと比べるとウォッカはなんと6倍ものカロリーとなります。
アルコール度数が高ければ高いほどカロリーも高くなるためウォッカの度数は?アルコール度数が高いウォッカランキング!で紹介したスピリタスは100mlでカロリーが530kcalにもなってしまいます。

 

そもそもアルコール自体が高カロリーのため、ジンだけでなくアルコール度数が高いウイスキー、ブランデー、ジン、テキーラ、ラムも同じくらいのカロリーです。
「ダイエットはしたいけどお酒は飲みたい・・・」という方はカロリーだけで見ると後ずさりしていまいそうですが、アルコールのカロリーはエンプティカロリーと呼ばれそのまま脂肪になるカロリーではありません。

 

さらに糖質制限とカロリー制限では、糖質制限のほうがダイエット効果が高いため、お酒はカロリーよりも糖質に注目するといいでしょう。(参考サイト:糖質制限とカロリー制限を徹底比較!効果があるのはどっち!?

 

 

主なお酒1杯あたりのカロリーと糖質をまとめると以下のようになります。

 

ウォッカ(1杯:30g):70kcal/ 糖質0g
ブランデー(1杯:30g): 70kcal/糖質0g
ウイスキー(1杯:30g): 70kcal/糖質0g
焼酎(1杯:30g)   : 70kcal/糖質0g
赤ワイン(1杯:80g) :58kcal/糖質1.2g
日本酒(1杯:80g)  :90kcal/糖質3.1g
ビール(1缶:354g):142kcal/糖質11g
梅酒(1杯:83g)  :129kcal/糖質17.18g

 

ウォッカはウイスキー等と同様に糖質ゼロです。
糖質で比べればウォッカはダイエットに向いており、むしろ日本酒、ビール、梅酒は避けるべきです。

 

 

お酒のカロリーは本当に太らない?

アルコールのカロリーはエンプティカロリーと呼ばれ脂肪になりにくい、というのは日本ビール株式会社の公式サイトでも紹介されています。(参考サイト:ビール腹の原因はビールではない【エンプティ・カロリーの話】

 

アルコールのカロリーは優先的に消費されて熱に変わるので、お酒を飲むと体温が上がり、鼓動も早くなります。
その身体の働きの中でほとんどのカロリーを使い切ってしまうため、脂肪として蓄積されにくいのです。
極論、アルコールを飲んでいるだけでは太りません。

 

でも油断してはいけないのが、エンプティカロリーのエンプティは「栄養素が空っぽ」という意味ですが、カロリーは実際に存在するので燃やして消費する必要があるという点です。
エンプティカロリーが優先的に消費されるということは、食べたおつまみのカロリー消費は後回しにされてしまいます。

 

お酒を飲むと肝臓によるアルコールの分解が優先され、つまみの脂肪の分解は後回しにされた結果、残ったカロリーは体脂肪となり太るということが往々にしてあります。
さらに酔っぱらうと満腹中枢が機能しなくなって食べ過ぎてしまったり、アルコールの分解で血糖値が下がり脳が空腹と勘違いしてしまったり、食べ過ぎを引き起こしやすくなるという副次的な要因もあります。
これがアルコールで太ってしまう理屈です。

 

 

蒸留酒のウォッカは低糖質でダイエットに向いている

アルコールだけでは太らないとはいえ、やはりダイエットに向いているお酒とそうでないお酒があります。
そんな中ウォッカは冒頭でもご紹介したとおり、低糖質で太りにくいお酒に分類されます。
低糖質のお酒の特徴は、主に蒸留酒であることが挙げられます。
ウォッカの他にもジン、テキーラ、ラム、ウイスキー、ブランデー、焼酎は穀物などが原料となってはいますが、蒸留されることでアルコールだけが抽出されて糖質が濾過されてなくなるため、糖質制限ダイエットにピッタリなお酒といえます。
ストレート、ロック、水割り、ソーダ割りで飲めば糖質はゼロです。

 

モスコミュールは太る?

ただし、ダイエット中にウォッカを楽しむなら、割り物には気を付けてください。
ウォッカ自体に糖質が0でも、ジュース、フルーツ果汁で割ると糖質が加わってしまいます。
人気がある飲み方でいえば、代表的なのはモスコミュールです。
モスコミュールはライムとジンジャーエールが入っていますが、このジンジャーエールには糖質が多く含まれています。

 

ジンジャーエール(100ml): 33kcal/糖質9g
コーラ(100ml): 45kcal/糖質11g
サイダー(100ml): 40kcal/糖質10.5g
リンゴジュース(100ml): 46kcal/糖質11.6g
オレンジジュース(100ml): 44kcal/糖質10.7g
トマトジュース(100ml): 18kcal/糖質3.3g
トニックウォーター(100ml): 33kcal/糖質9g

 

ご覧のとおり、ジンジャーエールはコーラやジュースほどではありませんが、トニックウォーターと同じくらい高カロリー&高糖質となっています。
モスコミュール一杯200mlで計算すると、そのカロリーと糖質は196kcal/糖質13.6gにもなります。
ダイエット中ならモスコミュールではなく、炭酸水で割ったウォッカリッキーなどの方がおすすめです。
また、ウォッカをトマトジュースで割るとブラッディメアリーというカクテルになりますが、上記の表でもトマトジュースは比較的糖質が低いので割りものとしておすすめ
トマトジュースは低GI食品で、さらにトマトに含まれるリコピンが血糖値を下げる働きをしてくれるため、ダイエット飲料としてとても優秀です。
事実、糖尿病の予防にも効果的とされているので(参考サイト:H2株式会社「トマトは糖質があるのに血糖値を下げる?糖尿病にも良いのか検証」)、割るならトマトジュースがいいですね。

 

ダイエット中におすすめなウォッカのおつまみ

ダイエット中のウォッカのおつまみには、タンパク質を豊富に含むものがおすすめです。
例えば塩やきとり、ステーキ、チーズ、ナッツなんかは低糖質&高たんぱくでジンとの相性も良いですね。

 

唐揚げなどの揚げ物もウォッカのキリっとしたドライな口当たりとよく合いますが、脂質が多く、糖質もある程度含むため、食べ過ぎには気を付けましょう。
つまみを食べずウォッカだけ飲んでいればいくら太らないとはいえ、悪酔いしてしまいますし何より健康に悪いので、しっかりとタンパク質を摂れるつまみと一緒にウォッカを楽しんでください。