これ以上の度数は作れない!世界最強度数のスピリタスウォッカ

 

ズブロッカと同じくポーランドのウォッカで、蒸留を70回以上繰り返すことで世界最高のアルコール度数を誇るスピリタスウォッカ。
そのアルコール度数は95度から96度と極めて高く、北欧では販売禁止になっている州は少なくないそうです。
スピリタスはアルコール度数世界最高の酒として知られています。
ちなみに過去にはエストニア産のジャガイモを原材料とするアルコール度数98%の蒸留酒がありましたが、現在は製造されていません。
お酒は水との共沸混合物でなければならないため、現在は96度が限界となっています。

 

実際に飲んだ時の感想:スピリタスのウォッカを飲んでみた

おすすめの飲み方と割り方は?

 

ポーランドのポルモス社の各工場が私企業化されたのをきっかけに、分散された内の1つである「ポルモス・ワルシャワ社」が商標を所有しています。
ちなみに、ズブロッカは「ポルモス・ビアウィストック社」が商標を所有しています。

 

 

アルコール度数が95度もあるので、そのまま飲むことはもちろん、火気の取り扱いには十分な注意が必要です。
火気厳禁のためタバコを吸いながら飲んではいけません。スピリタスで大火傷してしまった事故も起きています。
直接飲むと、刺すような痛みと強い焦熱感がありますが、それを過ぎると甘味を感じます。
飲み方は基本的にカクテルベースとして用いられることがほとんどです。
ロシアでは一部の人がストレートで飲んでいるようですが、一般人は真似しないようにしましょう。
スピリタスをそのまま飲む習慣がないポーランドでは、自家製の果実酒を作るのに多く用いられています。
そのできあがった果実酒を炭酸水で割って、サワーのようにして飲むのが一般的です。
梅酒や果実酒をスピリタスで作ると、アルコール度数が50度を越えるようなパンチのある仕上がりになります。

 

アルコール度数が強いのはスピリタスだけじゃありません。
ウォッカの度数は?アルコール度数が高いウォッカランキング!でも魅力的なウォッカをご紹介しています。

 

スピリタスの歴史

1919年ポルモス社が設立され、スピリタスを生産していました。
1989年にポーランドが社会主義から資本主義へ転換したことにより、国営だったポルモス社は1991年に企業の清算の目にあいます。
これにより工場が独立していき、ポルモス社はポルモス・ワルシャワ社として再編されました。
その後スピリタスの商標権がオークションに出品され、ポルモス・ワルシャワ社が落札して現在に至ります。

 

 

 

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