昔は割合が違った!人気のカクテル「スクリュードライバー」の味とバリエーション
口当たりがよく飲みやすいことと、簡単に作れることで男性にも女性にも人気の高いカクテルの「スクリュードライバー」。
その飲みやすさから、女性を知らず知らずのうちに酔わせるということで「レディーキラー」という異名を持ちます。
名前の由来は、昔イランの工場で働いていたアメリカ人の作業員が、渇きを潤す為に即席のカクテルを作ろうと、ステアする為に手にした道具が、工具のスクリュードライバー(ねじ回し)だったことからこのように呼ばれるようになりました。
作り方としては、ウォッカを45ml、オレンジジュース適量を、氷を入れたタンブラーに注ぎ入れて、ステアしてスライスオレンジを飾り付ければ完成です。
面倒でしたらオレンジは飾らなくてもOKです。分類としてはロングカクテルに分類されます。
オレンジジュースは適量なので、複雑な調整をせずに自分好みの味にすることができ、カクテルに詳しくなくても自分好みの割合を見つけ出しやすいですね。
鮮やかなオレンジ色で、見た目も味も親しみを覚えられるスクリュードライバーは、男女共に人気が高いです。
ちなみにこのレシピは本来ゴールデン・スクリューと呼ばれるカクテルで、元々のスクリュー・ドライバーはウォッカ45ml、オレンジジュース15mlのアルコール度数が高いショートカクテルでした。
ウォッカの度数は?アルコール度数が高いウォッカランキング!でご紹介しているようなウォッカを使えば、さらに強烈になりそう。
現在ではゴールデン・スクリューといえばウォッカとオレンジジュースをシェイクして作るカクテル、もしくはジンとオレンジジュースとアロマチック・ビターで作られるカクテルを指します。カクテルの名前は時代とともに変わってきているんですね。
バリエーション
スクリュードライバーにガリアーノを加えるとハーベイ・ウォールバンガー。
ブルーキュラソーを1tsp加えるとフォレスト・ドライバーというカクテルになります。
また、ベースをウォッカからジンにするとオレンジ・ブロッサム、ラムにするとキューバン・スクリュー、テキーラにするとシャンギロンゴ、焼酎ベースにすると、焼酎ドライバー(オレンジハイ)、コニャックにするとコニャック・オレンジになります。
またリキュールをベースにするバリエーションも豊富で、ウォッカをアマレットにすると、イタリアン・スクリュー・ドライバー(ホットにするとホット・イタリアン)、カンパリにするとカンパリ・オレンジ、グラン・マルニエにすると、グラン・マルニエ・オレンジ、クレーム・ド・カシスをにするとカシス・オレンジ、クレーム・ド・ペシェにするとファジー・ネーブル、クレーム・ド・ミントにするとミント・オレンジ、コアントローにすると、コアントロー・オレンジ、サザンカンフォートにするとサザンカンフォート・スクリュー、ディタするとディタ・オレンジとなります。
すごいバリエーションで、オレンジジュースのお酒との相性の良さを改めて実感しますね。