世界一売れてるウォッカ「スミノフ」の種類と飲み方
世界で最も売れているウォッカの銘柄と言えば「スミノフウォッカ」。
1818年のロシアで、ピエール・スミノフによって創業された蒸留所で生まれました。
ピエール・スミノフは、当時、一級酒造家として知られており、ピエールの作ったウォッカやリキュール等は、ロシアの一般家庭はもちろんのこと、ロシア皇帝や近隣諸国の国王にも愛されるまでになり、ついには世界一の大富豪になりました。
実際に飲んでみたときの感想:スミノフウォッカの味は?おすすめの飲み方と割り方をご紹介!
しかし、1917年のロシア革命でスミノフ社は崩壊し、ロシアに留まることが出来ない状況になった当時の社長であるウラジミール・スミノフは、どうにかフランスのパリへ亡命し、パリで工場を再開。
ウォッカの製造を始めていた所に、同じくロシア人のルドルフ・クネットが、スミノフから、亡命先のアメリカとカナダにおける製造権と商標権を譲渡してほしいと申し入れ、承諾を得ました。
ここから、スミノフがアメリカやカナダ各地で販売されるようになり、1939年にはヒューブライン社も販売に参画して、一気に販売量が増えていきました。
その後のカクテルブームが要因となり、カクテルベースとしてさらに販売量は増えました。
スミノフウォッカの種類
スミノフウォッカにはいくつか種類がありますので、ご紹介していきます。
スミノフ レッド
スミノフのウォッカといえばレッドで、世界で一番売れているウォッカとも呼ばれます。
濾過を繰り返し不純物を取り除いた無色透明のクリアな味で、万能に使えます。
ストレートで飲むと多少アルコール臭を感じますが、割ものを選ばず様々なカクテルの縁の下の力持ち的なウォッカです。
スミノフ ブルー
蒸留を繰り返しアルコール度数を50%に上げたスミノフ。
アルコール度数が高い分、甘みを強く感じる仕上がりになっています。
ウォッカ好きの方はストレートやロックで飲んでみてください。
スミノフ ブラック
製法にこだわり、小さい蒸留機で丁寧に少数生産しているウォッカのため、価格もお高めです。
ストレートやロックで飲めば、プレミアムウォッカらしいなめらかな味わいを楽しむことができます。
カクテルにするならウォッカマティーニがおすすめ。ブラックのラベルもスタイリッシュです。