映画007でお馴染みのカクテルウォッカマティーニ|度数は?

映画「007シリーズ」の主人公ジェームズ・ボンドが、劇中で飲んでいたことで注目を集めたカクテルの「ウォッカマティーニ」。
劇中ではシェイクして作られていたが、基本はステアして作られます。

 

作り方としては、ウォッカを45ml、ドライベルモットを15mlミキシンググラスに入れてステアします。
混ぜ終わったらカクテルグラスに注ぎ入れ、レモンピールを絞ってかけて、オリーブを飾れば完成です。

 

ドライベルモットは、白ワインをベースに香草やスパイスを配合して作られ、カクテルや料理の材料として用いられるフレーバーワインで、そのベルモットの辛口タイプがドライベルモットになります。

 

アルコール度数は約31~36度で、ショートカクテルに分類されるウォッカマティーニは、そのネーミングとは裏腹に、ウォッカとドライベルモットのカクテルということで、辛口であり個性的な味わいになります。
アルコール度数も高いので、どちらかというと男性向けのカクテルと言えます。

 

実は007のウォッカマティーニには裏話があります。
原作者のイアン・フレミングが味オンチゆえに、そういう独特の頼み方になったというものです。
マティーニは本当はマドラーでかき回すステアという方法で作ることになっています。
ステアにすると空気などが入らないため、味がクリアになります。
しかしジェームズ・ボンドはいつも「ステアじゃなくシェイクで」とオーダーしています。
その理由はボンドは「冷たいものはとことん冷たく、熱いものは最高に熱く」が主義だからです。
やったことがある方なら分かると思いますが、氷とシェイクすると、ミキシンググラスが持てないくらいキンキンに冷たくなります。
ただし冷やし過ぎると香りが消えて味が分からなくなると言うのが常識で、ファンからも「ボンドは味オンチ」とよく言われているのです。

 

アルコール度数が高いウォッカランキングで紹介しているようなウォッカを使えば、さらにボンドらしい強烈な一杯が出来るでしょう。